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カラダがよろこぶ、季節の薬膳レシピ【12月編】鶏肉のトマト煮込み、カボチャのポタージュスープ☆白味噌風味

カラダがよろこぶ、季節の薬膳レシピ【12月編】鶏肉のトマト煮込み、カボチャのポタージュスープ☆白味噌風味

2019.12.31

「カラダがよろこぶ、季節の薬膳レシピ」、ライターの大歳敦子です。薬膳、発酵の知識をフル活用し、誰もがカンタンに取り入れられてカラダの調子も整う、季節のレシピを毎月紹介します!

12月の食養生ポイント

12月に入ると冬至を迎え、1年の中でも陰(いん)の極まる季節となります。

陰と陽のバランスを大切にする中医学では、12月は陽(よう)を補う食材を積極的に摂ることにより健康維持に役立つとされています。

陽を補うことを「補陽(ほよう)」と言い、身体を温める作用のある食材をオススメします。

12月のおススメ食材

羊肉、鶏肉、鹿肉、胡桃、栗、カボチャ、ニラ、海老、鮭、鱈、鯵、鰯、生姜、ネギ、唐辛子、胡椒、黒砂糖、山椒、シナモン、丁香(クローブ)など。

12月の薬膳コラム

“精血同源(せいけつどうげん)”

中医学でいう「精(せい)」は単なる精子のことでなく、生殖を司り成長発育や全身機能の基本となる概念。「血(けつ)」は、血液のことでなく、私達人間にとって必要な栄養物質をさします。この二つは、常にお互いを補いながら身体を滋養してくれる大切な物質ですが、日々の食事で作られます。これを“精血同源”と言います。

薬膳とは?

中医学では、「人間は自然界の一部であり、自然と共存しながら生きている。そのため、自然界の影響をとても受けやすい」という考え方があります。 日本には季節があり(春・梅雨・夏・秋・冬)、各々の季節には特徴があります。私達の身体が何らかの原因で免疫力が低下していると、季節の特徴は「邪気」となって私達の身体に侵入し健康を阻害してきます。

例えば春の特徴は「風(かぜ)」。春は、春一番の言葉があるように、1年のうちで風が最も吹く季節です。そして、私たちの身体の免疫力が低下していると、風は春の邪気である「風邪(ふうじゃ)」となり私たちの身体に侵入して悪さをします。風邪の特徴の一つに花粉症がありますが、花粉症になる人もいればならない人もいる。この季節の邪気に負けない身体づくりを食事で行おうというのが、薬膳の考え方です。

また、中医学には、「五行学説(ごぎょうがくせつ)」という説があります。各々の季節にはそれぞれ深く関係する臓器がある、というものです。

季節ごとに、春=肝(臓)、夏=心(臓)、梅雨=脾(臓)、秋=肺、冬=腎(臓)とされています。

これは、その季節に関わる臓器がその季節に活動的にもなるし、不調を起こしやすくなるという考え方。したがって、その季節に関わる臓器を養い補うことが、その季節を健康に過ごすための秘訣ということになります。

健康は一日にして成らず。私達のカラダは口に入れるものから作られます。身体の声に耳をすませて、食生活に気を配ることが、快適な毎日を送れる身体づくりへの第一歩です!

大歳 敦子
大歳 敦子
自身の2度の癌体験により、食生活をはじめとする生活習慣の大切さを実感し、薬膳と発酵食品をベースに免疫力アップを目指したお料理サロン『食香庵 猫空(ショクコウアン マオコン)』を主宰。心身ともに健康で美しくあるためのライフスタイルの提案を行なっています。
https://www.maocom.jp/