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カラダがよろこぶ、季節の薬膳レシピ【10月編】帆立と梅干しご飯、ほうじ茶の煮豚☆葡萄の自家製ソース掛け

カラダがよろこぶ、季節の薬膳レシピ【10月編】帆立と梅干しご飯、ほうじ茶の煮豚☆葡萄の自家製ソース掛け

2019.10.22

「カラダがよろこぶ、季節の薬膳レシピ」、ライターの大歳敦子です。薬膳、発酵の知識をフル活用し、誰もがカンタンに取り入れられてカラダの調子も整う、季節のレシピを毎月紹介します!

10月の食養生ポイント

10月に入ると、日が短くなり、太陽はあっという間に沈んでしまうことから、「秋の日はつるべ落とし」と言われますよね。

空気もだんだんと乾燥してくることから、薬膳では「滋陰生津(じいんしょうしん)=身体を潤す」作用のある食材を摂ることで、秋の乾燥から起こる肌や呼吸器系のトラブル、便秘の改善が期待出来ます。 秋の薬膳のポイントは「ズバリ、潤い」です!!!

10月のおススメ食材

豚肉、山芋、松の実、牡蠣、ホタテ、イカ、タコ、銀杏、ほうれん草、小松菜、ニンジン、 白胡麻、卵、牛乳、豆腐、梅干し、百合根、白木耳、梨、柿、杏仁、無花果、葡萄、蜂蜜など。

10月の薬膳コラム

“心身一如(しんしんいちにょ)”

薬膳では、心と身体は密接に結びついており、切っても切れない関係にあるとされています。これを“心身一如(しんしんいちにょ)”と言い、薬膳で体調の改善を図る場合、病める臓器だけを治すので無く、同時に心のバランスを安定させ、病気の再発を防ぐことに重点を置きます。現代のホリスティック医学に通じる考え方と言えましょう。

薬膳とは?

中医学では、「人間は自然界の一部であり、自然と共存しながら生きている。そのため、自然界の影響をとても受けやすい」という考え方があります。 日本には季節があり(春・梅雨・夏・秋・冬)、各々の季節には特徴があります。私達の身体が何らかの原因で免疫力が低下していると、季節の特徴は「邪気」となって私達の身体に侵入し健康を阻害してきます。

例えば春の特徴は「風(かぜ)」。春は、春一番の言葉があるように、1年のうちで風が最も吹く季節です。そして、私たちの身体の免疫力が低下していると、風は春の邪気である「風邪(ふうじゃ)」となり私たちの身体に侵入して悪さをします。風邪の特徴の一つに花粉症がありますが、花粉症になる人もいればならない人もいる。この季節の邪気に負けない身体づくりを食事で行おうというのが、薬膳の考え方です。

また、中医学には、「五行学説(ごぎょうがくせつ)」という説があります。各々の季節にはそれぞれ深く関係する臓器がある、というものです。

季節ごとに、春=肝(臓)、夏=心(臓)、梅雨=脾(臓)、秋=肺、冬=腎(臓)とされています。

これは、その季節に関わる臓器がその季節に活動的にもなるし、不調を起こしやすくなるという考え方。したがって、その季節に関わる臓器を養い補うことが、その季節を健康に過ごすための秘訣ということになります。

健康は一日にして成らず。私達のカラダは口に入れるものから作られます。身体の声に耳をすませて、食生活に気を配ることが、快適な毎日を送れる身体づくりへの第一歩です!

大歳 敦子
大歳 敦子
自身の2度の癌体験により、食生活をはじめとする生活習慣の大切さを実感し、薬膳と発酵食品をベースに免疫力アップを目指したお料理サロン『食香庵 猫空(ショクコウアン マオコン)』を主宰。心身ともに健康で美しくあるためのライフスタイルの提案を行なっています。
https://www.maocom.jp/