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特集

カラダがよろこぶ、季節の薬膳レシピ【9月編】イワシと紫蘇の春巻き、さつま芋ご飯

カラダがよろこぶ、季節の薬膳レシピ【9月編】鰯と紫蘇の春巻き、さつま芋ご飯

2019.09.06

「カラダがよろこぶ、季節の薬膳レシピ」、ライターの大歳敦子です。薬膳、発酵の知識をフル活用し、誰もがカンタンに取り入れられてカラダの調子も整う、季節のレシピを毎月紹介します!

9月の食養生ポイント

9月に入ると8月までの酷暑も落ち着き、秋の気配も感じられます。

秋口にいたわっておきたいのは“胃腸”です。夏の暑さ、冷たいものの食べ過ぎ飲み過ぎ、夏バテによる疲れなどの影響で、胃腸の機能は弱っています。便秘の症状も多くあらわれ、本格的な秋を迎える前に胃腸の機能をしっかり立て直しておきましょう。

9月のおススメ食材

米、もち米、はと麦、小麦、長芋(山芋)、さつま芋、じゃが芋、カボチャ、カリフラワー、ブロッコリー、キャベツ、インゲン、椎茸、栗、大豆、黒豆、豆乳、鶏肉、鯛、すずき、いわし、蜂蜜など

9月の薬膳コラム

“一物全食(いちぶつぜんしょく)”

食材を余す所なく丁寧にいただく作法は、薬膳の基本の一つで、これを“一物全食”と言います。

例えば、皮のすぐ下に滋養分が多い根菜類は皮をむかずに調理することも一物全食です。食材各部の相乗効果で食材全体の持ち味を生かし切る古来の知恵であり、ゴミを減らし、“もったいない精神”にもつながります。

薬膳とは?

中医学では、「人間は自然界の一部であり、自然と共存しながら生きている。そのため、自然界の影響をとても受けやすい」という考え方があります。 日本には季節があり(春・梅雨・夏・秋・冬)、各々の季節には特徴があります。私達の身体が何らかの原因で免疫力が低下していると、季節の特徴は「邪気」となって私達の身体に侵入し健康を阻害してきます。

例えば春の特徴は「風(かぜ)」。春は、春一番の言葉があるように、1年のうちで風が最も吹く季節です。そして、私たちの身体の免疫力が低下していると、風は春の邪気である「風邪(ふうじゃ)」となり私たちの身体に侵入して悪さをします。風邪の特徴の一つに花粉症がありますが、花粉症になる人もいればならない人もいる。この季節の邪気に負けない身体づくりを食事で行おうというのが、薬膳の考え方です。

また、中医学には、「五行学説(ごぎょうがくせつ)」という説があります。各々の季節にはそれぞれ深く関係する臓器がある、というものです。

季節ごとに、春=肝(臓)、夏=心(臓)、梅雨=脾(臓)、秋=肺、冬=腎(臓)とされています。

これは、その季節に関わる臓器がその季節に活動的にもなるし、不調を起こしやすくなるという考え方。したがって、その季節に関わる臓器を養い補うことが、その季節を健康に過ごすための秘訣ということになります。

健康は一日にして成らず。私達のカラダは口に入れるものから作られます。身体の声に耳をすませて、食生活に気を配ることが、快適な毎日を送れる身体づくりへの第一歩です!

大歳 敦子
大歳 敦子
自身の2度の癌体験により、食生活をはじめとする生活習慣の大切さを実感し、薬膳と発酵食品をベースに免疫力アップを目指したお料理サロン『食香庵 猫空(ショクコウアン マオコン)』を主宰。心身ともに健康で美しくあるためのライフスタイルの提案を行なっています。
https://www.maocom.jp/