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カラダがよろこぶ、季節の薬膳レシピ【8月編】酢豚☆ポルトガル風、蒸しナスの梅和え

カラダがよろこぶ、季節の薬膳レシピ【8月編】酢豚☆ポルトガル風、蒸しナスの梅和え

2019.08.22

「カラダがよろこぶ、季節の薬膳レシピ」、ライターの大歳敦子です。薬膳、発酵の知識をフル活用し、誰もがカンタンに取り入れられてカラダの調子も整う、季節のレシピを毎月紹介します!

毎日暑い日が続きますね。日本の夏は年々最高気温が上昇していて、 2019年8月の気温は、10年前と比べて平均で3度も上がってるんです!

まだまだ「酷暑の夏」真っ盛りですが、8月に入ると間もなく暦の上では立秋を迎えます。

この頃から、暑い夏に溜まった疲れによって体調不良が起こりやすくなります。汗により大量に排出してしまった水分(津液)を十分に補充しておくことが、秋以降、体調不良を起こさず健康に過ごせるポイントになります。

そんな8月におすすめのレシピはこちら!

8月の食養生ポイント

夏に養っておきたいのは、五臓の一つ“心(しん)”です。 中医学では、心は「精神を司る臓器」となり、心が弱っていると精神不安によるイライラや鬱、不眠などの症状が現れます。8月は、養心作用のある食材と秋対策も並行して行ない、秋の乾燥から身を守るための津液(しんえき)を補充する食材を摂ることが大切です。

8月のおススメ食材

ハト麦、大豆、小豆、枝豆、インゲン、とうもろこし、緑豆、キュウリ、冬瓜、茄子、レタス、豚肉、タコ、イカ、アサリ、しじみ、昆布、わかめ、海苔、生姜、ネギ、紫蘇、香菜、茗荷、山梔子(クチナシ)、ゴーヤ、トマト、ズッキーニ、パプリカ、スイカ、バナナ、豆腐、キウイフルーツ、レモン、梅、桃、豆腐など。

8月の薬膳コラム

“先天の気、後天の気(せんてんのき、こうてんのき)”

私が実践している「薬膳×発酵ライフ」は、身体の中から元気で安定した体質を維持するライフスタイルです。

生きるために必要なエネルギーや免疫のことを“気”と言います。産まれる前から備わっている気が「先天の気」、産まれた後に食事によって得られる気は「後天の気」とします。「後天の気」こそが、日々の食事によって培われる健康の元!そして、元気に生き活きのポイントです。

薬膳とは?

中医学では、「人間は自然界の一部であり、自然と共存しながら生きている。そのため、自然界の影響をとても受けやすい」という考え方があります。 日本には季節があり(春・梅雨・夏・秋・冬)、各々の季節には特徴があります。私達の身体が何らかの原因で免疫力が低下していると、季節の特徴は「邪気」となって私達の身体に侵入し健康を阻害してきます。

例えば春の特徴は「風(かぜ)」。春は、春一番の言葉があるように、1年のうちで風が最も吹く季節です。そして、私たちの身体の免疫力が低下していると、風は春の邪気である「風邪(ふうじゃ)」となり私たちの身体に侵入して悪さをします。風邪の特徴の一つに花粉症がありますが、花粉症になる人もいればならない人もいる。この季節の邪気に負けない身体づくりを食事で行おうというのが、薬膳の考え方です。

また、中医学には、「五行学説(ごぎょうがくせつ)」という説があります。各々の季節にはそれぞれ深く関係する臓器がある、というものです。

季節ごとに、春=肝(臓)、夏=心(臓)、梅雨=脾(臓)、秋=肺、冬=腎(臓)とされています。

これは、その季節に関わる臓器がその季節に活動的にもなるし、不調を起こしやすくなるという考え方。したがって、その季節に関わる臓器を養い補うことが、その季節を健康に過ごすための秘訣ということになります。

健康は一日にして成らず。私達のカラダは口に入れるものから作られます。身体の声に耳をすませて、食生活に気を配ることが、快適な毎日を送れる身体づくりへの第一歩です!

大歳 敦子
大歳 敦子
自身の2度の癌体験により、食生活をはじめとする生活習慣の大切さを実感し、薬膳と発酵食品をベースに免疫力アップを目指したお料理サロン『食香庵 猫空(ショクコウアン マオコン)』を主宰。心身ともに健康で美しくあるためのライフスタイルの提案を行なっています。
https://www.maocom.jp/