1. トップ
  2. カラダがよろこぶ、季節の薬膳レシピ【7月編】

特集

カラダがよろこぶ、季節の薬膳レシピ【7月編】鶏もも肉とパプリカのハーブ炒め、タコとキュウリの自家製バジルソースサラダ

カラダがよろこぶ、季節の薬膳レシピ【7月編】鶏もも肉とパプリカのハーブ炒め、タコとキュウリの自家製バジルソースサラダ

2019.08.22

「カラダがよろこぶ、季節の薬膳レシピ」、ライターの大歳敦子です。薬膳、発酵の知識をフル活用し、誰もがカンタンに取り入れられてカラダの調子も整う、季節のレシピを毎月紹介します!

雨が降り続き、じめじめと湿度が高かった梅雨が明けると、いよいよ夏本番。青い空が広がり気温も急上昇!

年々真夏日の最高気温を更新し、酷暑に見舞われる日本の夏ですが、夏の邪気は「暑邪(しょじゃ)」。暑邪が身体を侵すと高熱、面赤、目赤、多汗、のどの渇き、食欲低下、疲労感などの症状が表れます(熱中症や夏バテの症状)。

7月の食養生ポイント

夏に養っておきたいのは、五臓の一つ“心(しん)”です。中医学では、心は精神を司る臓器として、心が弱っていると精神不安によるイライラや鬱、不眠などの症状が現れます。7月は、養心作用のある食材と暑邪による熱中症、夏バテ防止の食材を摂ることが大切となります。

7月のおススメ食材

日本の夏は「高温多湿」。
暑邪対策に並行して、梅雨の邪気である湿邪対策も必要です。

ハト麦、大豆、小豆、枝豆、インゲン、空豆、とうもろこし、緑豆、キュウリ、冬瓜、セリ、セロリ、レタス、タコ、イカ、アサリ、しじみ、昆布、わかめ、海苔、生姜、ネギ、紫蘇、香菜、茗荷、山梔子(クチナシ)、ゴーヤ、茄子、トマト、ズッキーニ、パプリカ、スイカ、バナナ、豆腐、キウイフルーツ、レモン、梅、桃、豆腐など。

7月の薬膳コラム

“補捨流調(ほしゃりゅうちょう)”

私が実践している「薬膳×発酵ライフ」は、身体の中から元気で安定した体質を維持するライフスタイルです。

中医学では、食事を考えるうえで考慮しているのが“補捨流調”。元気を補う「補」、余分なものを捨てる「捨」、流れをさらさらにする「流」 、身体全体のバランスを整える「調」の4つです。その時々の体調に合わせてこの4つを組み合わせてメニューを組み立てることが元気に生き活きのポイントです。

薬膳とは?

中医学では、「人間は自然界の一部であり、自然と共存しながら生きている。そのため、自然界の影響をとても受けやすい」という考え方があります。 日本には季節があり(春・梅雨・夏・秋・冬)、各々の季節には特徴があります。私達の身体が何らかの原因で免疫力が低下していると、季節の特徴は「邪気」となって私達の身体に侵入し健康を阻害してきます。

例えば春の特徴は「風(かぜ)」。春は、春一番の言葉があるように、1年のうちで風が最も吹く季節です。そして、私たちの身体の免疫力が低下していると、風は春の邪気である「風邪(ふうじゃ)」となり私たちの身体に侵入して悪さをします。風邪の特徴の一つに花粉症がありますが、花粉症になる人もいればならない人もいる。この季節の邪気に負けない身体づくりを食事で行おうというのが、薬膳の考え方です。

また、中医学には、「五行学説(ごぎょうがくせつ)」という説があります。各々の季節にはそれぞれ深く関係する臓器がある、というものです。

季節ごとに、春=肝(臓)、夏=心(臓)、梅雨=脾(臓)、秋=肺、冬=腎(臓)とされています。

これは、その季節に関わる臓器がその季節に活動的にもなるし、不調を起こしやすくなるという考え方。したがって、その季節に関わる臓器を養い補うことが、その季節を健康に過ごすための秘訣ということになります。

健康は一日にして成らず。私達のカラダは口に入れるものから作られます。身体の声に耳をすませて、食生活に気を配ることが、快適な毎日を送れる身体づくりへの第一歩です!

大歳 敦子
大歳 敦子
自身の2度の癌体験により、食生活をはじめとする生活習慣の大切さを実感し、薬膳と発酵食品をベースに免疫力アップを目指したお料理サロン『食香庵 猫空(ショクコウアン マオコン)』を主宰。心身ともに健康で美しくあるためのライフスタイルの提案を行なっています。
https://www.maocom.jp/