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カラダがよろこぶ、季節の薬膳レシピ【5月編】赤ワインdeタコ飯、タケノコとスナップエンドウのサラダ

カラダがよろこぶ、季節の薬膳レシピ【5月編】赤ワインdeタコ飯、タケノコとスナップエンドウのサラダ

2019.08.22

「カラダがよろこぶ、季節の薬膳レシピ」、ライターの大歳敦子です。薬膳、発酵の知識をフル活用し、誰もがカンタンに取り入れられてカラダの調子も整う、季節のレシピを毎月紹介します!

ゴールデンウイークが終わるころになると、優しかった春の日差しが少しずつ強くなり、草木の緑はいっそう濃くなり夏の気配が感じられるように。いよいよ初夏の始まりです。

5月の食養生ポイント

初夏に養っておきたいのは、五臓の一つ“心(しん)”です。 中医学では、心は“血脈”と“神“を司るとされ、血液循環や思考・判断などの精神活動を支配します。 心が弱っていると、動機や不整脈などの心臓のトラブルや、不眠や精神不安などのメンタル面での不調が現れるとされています。そこで心を補う食材を5月の初夏のころから採っていれば、夏本番を迎えても元気に過ごすことができるとされています。

5月のおススメ食材

タケノコ、山芋、レンコン、紫玉ねぎ、赤パプリカ、蛸、鰹、帆立、青紫蘇、鶏卵、棗(なつめ)、イチゴ、小麦、小豆、空豆、蜂蜜、蓮の実など。

5月の薬膳コラム

気・血・津液・精

私が実践している「薬膳×発酵ライフ」は、身体の中から元気で安定した体質を維持するライフスタイルです。

中医学では、人間を構成する基本物質として“気(き)” “血(けつ)”“津液(しんえき)”“精(せい)”の4つとしています。 気は、生きていくための生命エネルギー、免疫力のようなもの。血は、身体に必要な栄養の概念で、この血の働きで、全身が栄養で潤される。津液は、血を除く身体の中を流れるきれいな水分で主に体液を指します。(例えばリンパ液や、唾液、涎、汗など)。精は、全身機能や成長・発育を司り、精が身体に満ちあふれていると若々しくいられる。 この4つの基本物質が身体に満ち、ほどよく巡っている状態の時、人間は健康であるとされています。

薬膳とは?

中医学では、「人間は自然界の一部であり、自然と共存しながら生きている。そのため、自然界の影響をとても受けやすい」という考え方があります。 日本には季節があり(春・梅雨・夏・秋・冬)、各々の季節には特徴があります。私達の身体が何らかの原因で免疫力が低下していると、季節の特徴は「邪気」となって私達の身体に侵入し健康を阻害してきます。

例えば春の特徴は「風(かぜ)」。春は、春一番の言葉があるように、1年のうちで風が最も吹く季節です。そして、私たちの身体の免疫力が低下していると、風は春の邪気である「風邪(ふうじゃ)」となり私たちの身体に侵入して悪さをします。風邪の特徴の一つに花粉症がありますが、花粉症になる人もいればならない人もいる。この季節の邪気に負けない身体づくりを食事で行おうというのが、薬膳の考え方です。

また、中医学には、「五行学説(ごぎょうがくせつ)」という説があります。各々の季節にはそれぞれ深く関係する臓器がある、というものです。

季節ごとに、春=肝(臓)、夏=心(臓)、梅雨=脾(臓)、秋=肺、冬=腎(臓)とされています。

これは、その季節に関わる臓器がその季節に活動的にもなるし、不調を起こしやすくなるという考え方。したがって、その季節に関わる臓器を養い補うことが、その季節を健康に過ごすための秘訣ということになります。

健康は一日にして成らず。私達のカラダは口に入れるものから作られます。身体の声に耳をすませて、食生活に気を配ることが、快適な毎日を送れる身体づくりへの第一歩です!

大歳 敦子
大歳 敦子
自身の2度の癌体験により、食生活をはじめとする生活習慣の大切さを実感し、薬膳と発酵食品をベースに免疫力アップを目指したお料理サロン『食香庵 猫空(ショクコウアン マオコン)』を主宰。心身ともに健康で美しくあるためのライフスタイルの提案を行なっています。
https://www.maocom.jp/